【滋賀】東海道と中山道の合流点をふらっと散策
滋賀県草津駅前の散策コースです。草津は東海道と中山道の合流点であったため、多くの旅籠が軒を並べた地域が草津です。そのため史跡が多くありますが、開発も進んでいますので、歩いての距離では観光スポットはすこし少なめとなっています。
【観光コース】
JR草津駅 ~ 草津宿本陣 ~ (くさつ夢本陣) ~ 草津宿街道交流館 ~ 立木神社~ (若宮八幡宮 ~ 猿田彦神社) ~ 可不可(Lunch) ~ JR南草津駅
※( )内は、観光スポットではなく、案内所と地域の神社です。
目次
JR草津駅
特にこれと言った特徴はありませんが、JR草津駅の風景です。駅前に広場があり、広々としています。
現存する全国最大級の草津宿本陣
草津宿本陣はJR草津駅から歩いて10分ほどのところにあり、現存する本陣の中では最大級ということです。 本陣とは江戸時代以降の宿場で、身分が高い者が泊まった建物ことで、宿場には脇本陣、旅籠屋、木賃宿があります。
入館料は、240円となっていますが、ここから歩いて3分のところにある「草津宿街道交流館」は200円で、共通券が350円となっていますので、共通券を購入して見学しました。
表門
草津宿は東海道と中山道の分岐点となっている場所です。ほぼ完全に残っていて、現存する本陣としては最大級だそうです。本陣は今まで入ったことが無く初めてでした。
右手に受付があります。左手の方が受付に見えますがが、今は使われていないようです。受付では「草津宿街道交流館」の場所など親切に教えていただけます。
弐台
弐台には関札がずらりと並んでいますが、残念なことに撮影不可でした。最後の一字が「宿」、「泊」、「休」となっているので、宿泊か休憩(昼食等?)がわかるようになっています。
また、参加無料でクイズラリーも実施していましたので参加することにし、難易度が「カンタン」と「ムズカシイ」がありましたので、私は当然2つ選びました。
2つ取ってみると忠臣蔵をあまり知らない私にとっては両方ムズカシイと感じます、私にとっての違いは「フリガナ」が有るか無いかの違いしかないです。
畳廊下
畳廊下で、両側に広間があります。順路がよく分からないですが、取り合えずの両側の部屋を一つずつ入ることにしました。奥に一段高くなって見える場所は上段棟で、大名など位の高い人が宿泊する場所で、今でいうならスィートルームでしょうか?
忠臣蔵
左側の広間(たぶん、玄関広間)に入ると忠臣蔵の説明があり、読むことにしました。この説明を読むと今回のクイズラリーが全て解けます。じっくり読みましたが、やはり歴史には謎があって、全容解明にはいたりせんでした。
上段の間
一番位の高い人が泊まる部屋で。宿の中では一番豪華な造りとなっています。部屋の中央に分厚い畳があり、やっぱり位の高い人は畳も高くして寝るんだと思っていると説明には、下から襲われないようにする為でもあると書かれていました。
向上段の間
上段の間に次いで位の高い部屋です。上段の間の向かいにあるので向上段の間と言うそうです。私にとってはこちらの部屋の方が落ち着いていて良いと思いますが、好みの差でしょうか?
湯殿・上段雪隠
お風呂とトイレです。すべて広くなっていますが、襲われないようにするためとか、健康を確認するなど意味があるみたいです。
庭園
小さな庭園ですが、手入れが行き届いてます。上段の間の人しか見れない風景、この風景で目を楽しませ、旅の安らぎを与えてくれたのだと思います。
食事
1860年ごろの食事で1汁4菜となっています。今のようにお肉はありませんが、お菓子付きでかなり豪華だと思います。(和宮御方様の再現献立)
湯沸屋形・長屋
外に出て、見学するようになっています。これは、湯殿のお湯を沸かす湯沸屋形と味噌と醤油を保管する長屋です。
楽座館
資料展示施設の楽座館で、本陣ゆかりの襖絵や田中家からの拝領の物を展示してあります。ただし、館内は撮影不可となっています。
草津宿本陣は現代版のホテルのスィートルームと思って見学すると良いのではないかと思います。
クイズラリーを受付で見せると回答と参加賞を頂けます。私はpost cardを頂きました。右下は次に見学した「草津宿街道交流館」で頂いた記念品のコースターです。
近くの「草津宿街道交流館」では街道や宿場の歴史館となっていますが、スペース的にはミニ史料館です。史料館ですので、撮影不可となっています。私的には、ここで少しお勉強をしてから、草津宿本陣に行かれるほうが良かったと思います。(本陣や街道のことをあまり知らない方はオススメです。もちろん共通券も同じ金額で販売しています。)
お店情報
店名 | 草津宿本陣 |
住所 | 滋賀県草津市草津1丁目2−8 |
tel | 077-561-6636 |
営業時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日) 祝日の翌日(土・日曜と重なった場合は開館) 年末年始(12月28日~1月4日) |
URL | https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kusatsujuku/honjin/index.html |
休館日として、教育委員会が必要と認めた日があるので注意してください |
くさつ夢本陣(草津市まちなか交流施設)
観光スポットではなく、観光案内所・無料休憩所です。観光ボランティアの方も常駐しています。
この付近は観光スポットがあまりないので、ちょっと調べる意味でもふらっと入りました。
「えふえむ草津」も併設されていますので情報発信の場所として活用されています。
施設情報
草津市まちなか交流施設 くさつ夢本陣 | |
住所 | 滋賀県草津市草津2丁目10−21 |
tel | 077-566-5353 |
草津宿街道交流館
街道や宿場の歴史館となっていますが、スペース的にはミニ史料館です。順番的にはここで少しお勉強をしてから、草津宿本陣に行かれるほうが良かったと思います。
観光情報
草津宿街道交流館 | |
住所 | 滋賀県草津市草津3丁目10−4 |
tel | 077-567-0030 |
営業時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日) 祝日の翌日(土・日曜と重なった場合は開館) 年末年始(12月28日~1月4日) |
URL | http://www.city.kusatsu.shiga.jp/kusatsujuku/koryukan/index.html |
休館日として、教育委員会が必要と認めた日があるので注意してください |
たくさんの狛鹿が迎えてくれる立木神社
JR草津駅より、歩いて18分ほどのところにある立木神社です。創建から1250年以上あり、深い歴史を持つ神社です。五穀豊穣、家内安全、安産、商売繁盛、火災鎮護、勧学の神として信仰されています。見どころの一つとてたくさんの狛鹿が迎えてくれます。
鳥居
草津駅から歩いていくと、赤い鳥居が見えてきます。でも、大鳥居は信号を渡って赤い鳥居を右手に通りすぎると大鳥居や社号標が見えますのでこちらから参拝します。
手水舎
鳥居をくぐって、参道を歩きながら、一歩一歩神様に近づきて行き、右手にある手水舎で身を清めます。
四脚門
参道の歩いていくと四脚門が見えてきます。ここからは邪悪な人は入れませんという境目です。狛犬ならぬ、狛鹿もみえます。
拝殿
立派な拝殿です。新春の御祈祷や厄年の御祈祷もあり、やはり、歴史がある神社は違うのでしょうか、参拝者の割に、多くのひとが御祈祷されていました。
本殿
本殿ですが、ここでも狛鹿がみえます。立木神社の境内には、たくさんの神鹿がたくさんみることができますので探してみてはどうでしょうか?大きいので探さなくてもわかりますが(笑)。。。。。
境内社
立木神社では、摂社(せっしゃ)や末社(まっしゃ)と呼ばれる境内社が多くあります。この地にゆかりある神様なので、すべて参拝しましたが、結構大変でした。
立木稲荷社
本殿の左を歩いていくと、立木稲荷社があり赤い鳥居が連なっています。鳥居が並んでいると、なぜか神秘的に感じてしまいます。
立木弁財天社
本殿の右側歩くと弁財天社があります。池の中の橋を渡って行きます。途中、龍神様がありましたので、お賽銭がたくさん載っていましたので、私もお賽銭を投げたところ、石の上に載りましたので、御利益があるのではないかと思いました。
げんろく稲荷
「げんろく」ですので、たぬきですが、稲荷ということで狐が置いてあります。眼病平癒の御利益があるそうで、本殿の奥にひっそりとありますがほとんどの方っが参拝していました。
御朱印
中央に立木神社、その右に近江国、左に草津と書かれています。
立木神社は、草津駅から歩いて行ける距離でありながら、駐車場も無料となっています。また、社務所におられる神職の方や巫女さんも親切で丁寧に対応していただけますので、参拝して気分良く帰ることができました。
参拝情報
立木神社 | |
住所 | 滋賀県草津市草津4丁目1−3 |
tel | 077-562-0420 |
参拝時間 | 9:00~16:00(受付時間) |
URL | http://www.tatikijinja.net/ |
若宮八幡宮・猿田彦神社
お昼に南草津駅方面にあるLunchを食べようと向かうことにしましたが、30分ほど歩くことになるので、途中ふらっと入りましたが、 どちらも地域の神社ではないかと思います。
若宮八幡宮はパワースポットを感じさせるような雰囲気に鎮座されていますが、よく管理されていました。
猿田彦神社は氏神様を祀っている神社でした。
可不可(Lunch)
南草津駅から歩いて15分ぐらいのところにある備長炭焼肉 可不可に行ってきました。今回は土日月のみに開いているランチタイムにおじゃましましました。予約もせずにふらっと入りましたが、奇跡的にカウンターが開いていたので座ることが出来ました。予約が必要な焼肉屋さんなので、行かれる方は予約をしてください。
外観
黒の壁に赤の看板が目印で非常に目立ちます。のれんはなぜか和風ですが、外観に違和感なくマッチしています。
この外観から想像出来ないくらいのインスタ映えの演出の大人気のお店です。
いつもはお昼時に通ると、この時間は行列となっていますが、丸いすが置かれているので座って待っていますが、今日(12:20頃)は誰ひとりも待っている客さんはいませんでした。(開店時は並んでいたと思いますが。。。。)
店内
店内の様子ですがカウンターは8席(2名×4席)となっていて目の前でお肉をさばいています。カウンターに座っているお客さんはお肉を焼きつつも見ています。
店内に色紙が飾れていましたが土地柄、騎手の方でしたが、競馬を知らない私には残念なことに誰か分かりませんでした。
メニュー
店頭に置いてあったメニューです。ランチは土日月限定となっています。
極御膳
お肉が6種類+焼き野菜、前菜2種類、サラダ、ごはんとスープがおかわり自由となっていますので十分な量だと思います。
七輪の高さが絶妙で、私にとってはちょうど良い高さでした。
お肉はタン、上ロース、上ハラミ、カルビ、塩ホルモンが2切れづつの6種類です。焼き野菜は定番が4種類です。
お肉は早く焼いて食べたくなるくらい美味しそうです。
どれを食べて美味しいお肉ですが、まずはタンから焼き、時間のかかるホルモンも一緒に焼きました。ホルモンはプルプルの舌触りの良い美味しさです。
上ハラミ、上ロースは脂に甘みを感じ、こんな甘みを感じるお肉はあまり食べたことが無くびっくりでした。(高級なのでかっこ良く塩で頂きました)どのお肉美味しさでいっぱいでごはんが進みます。ごはんが無くなると気付いたスタッフの方から、おかわりはと聞かれます。当然、おかわりです。あっという間に無くなりました。お水もスタッフの方が頼まなくてもお肉のおわり頃に持ってきてくれました。
デザートで2種類のシャーベットとドリンク(アイアスコーヒー)が付いています。焼肉の後のシャーベットは口直しにあっています。これで2,000円とは安いと思いました。
非常に美味しい店であり、サービスも行き届いていますので人気店となっています。、私がお肉を焼いている間、来られた方は予約した人がほとんどでした。次回は演出がされているように見えた限定10食の階段御前か9マス御前を頂きたいと思っています。また、夜も行ってみたいと思います。
お店情報
店名 | 可不可 |
住所 | 滋賀県草津市矢橋町105−1 弐番館 カーサ・ソラッツオ |
tel | 077-596-5255 |
営業時間 | 17時00分~23時00分 月土日(ランチ)11時30分~15時00分 ※ランチの実施日は祝日等で変更になりますので確認してください。 |
定休日 | 定休日無し |
URL | https://goopano.jp/view/shiga/kafuka/index.html |
ランチの支払いは現金のみとなっています。 |
JR南草津駅
JR南草津駅に戻ってきました。Lunchを頂いた可不可さんから琵琶湖にある矢橋帰帆島公園まで歩いて25分ほどなのでどちらかに向かうか迷いましたが、JRに戻ることにしました。
JR南草津駅に掲げられている案内版です。西口と東口の両方にあります。
タイトルが「遺跡と萩を育むまち野路」ですので、観光用ではないのですが、散策する場合には参考にするのも良いかもしれません。
最後に
JR草津駅付近は、史跡として道標などがありますが散策して訪れる観光スポットが少ないエリアです。バスや車を使うといろいろな観光スポットがありますので次回は車でふらっと散策?しようと思います。