【滋賀】大津を車で楽しむ寺院・神社めぐり
大津の神社仏閣めぐりの車で1日コースです。
【観光コース】
道の駅びわ湖大橋 米プラザ ~ 満月寺 浮御堂 ~ 伊豆神社 ~ 嶋屋和菓子 浮御堂前店 ~ 大津市おごと温泉観光公園 ~ 西教寺 ~ 本家 鶴㐂そば ~ 日吉大社 ~ 琵琶湖大橋
目次
琵琶湖大橋を一望できる道の駅 びわ湖大橋
琵琶湖大橋の堅田(大津市)側のふもとにある道の駅 びわ湖大橋 米プラザです。
名神高速 大津ICより車で約40分、湖西道路 真野ICより車で10分ほどのところにあります。琵琶湖や琵琶湖大橋を一望できる景色は素晴らしく、人気の道の駅ではないでしょうか。施設内にはおそらく周辺住民の方にも利用するためにコミュニティールーム「光彩」もあり、ドライブ休憩所、情報発信の場、地域密着の場として機能しているのではないかと思います。
ふらっと休憩
開店すぐにふらっと寄りましたが、それほど多くの車は駐車していませんでしたが、天気が良かったせいか、歩いてこられる方もいました。
道の駅の入口に朝市らしき売り場が開いていました。売り場をみると安い値段で販売していました。
おいしやうれいしや
道の駅のメインのであるエリアで滋賀県特産品の直売所となっています。地元の生産者が作った新鮮な農水産物及び加工品を販売しています。
新鮮な野菜が並んでいます。開いている場所もありますが、地元の生産者なので、安心して買えるのではないでしょうか?道の駅の産直は「地産地消」として非常に役に立っているのではないかと思います。
レジのそばにホワイトボードがあり、野菜の入荷時間や、人気の商品の入荷状況や入荷時期など書いてあり、非常に買い物がしやすくなっています。
ここでは道の駅 びわ湖大橋 米プラザの名前通り、お米がたくさん販売しています。地元産のお米から有機栽培のお米や、赤米・黒米・緑米から古代米まであります。また搗き立て(つきたて)のお米が欲しい方は精米機がありますのでサービスでしかも量り売りで売っていただけます。
フルーツから、和菓子、洋菓子まで販売しています。目をひいたのはギガ団子です。このお店はふつうのみたらし団子でも大きいのですが、ギガ団子は食べきれるかわからないほどの大きさです。
この道の駅は絶景のポイントの一つです。湖岸から琵琶湖大橋を見る景色は最高ですし、特に朝はこのような感じになります。
展望バルコニー
2階には休憩所と展望バルコニーがあり、さらに絶景を望むことが出来ます。休憩所は比較的に広いのでゆっくりと出来ます。
2階に展望バルコニーからは1階からとは違った景色を見ることが出来ます。同じ琵琶湖大橋でも少し違うように見えますので見比べてください。
このテラス席で少しのんびりしようと思い1階の「おいしやうれしや」で洋菓子(豆乳クリームスコーンDUO)とコーヒーを買って琵琶湖を見てのんびりすることにしました。
お土産も売っていますが、賞味期限の近い商品は半額で販売していました。かなりの量ですので、いくつか買って帰ることにしました。レジでは、しっかりと賞味期限のことは説明してくれましたので安心できます。
スタンプ
スタンプはお米に橋でわかりやすい図柄となっています。
琵琶湖大橋を見ることが出来る絶景ポイントとして有名な道の駅ですが、直売所もかなり秀逸だと思いますのでぜひ休憩だけでなく、ふらっと寄ってください。
道の駅情報
道の駅 びわ湖大橋 米プラザ | |
住所 | 滋賀県大津市今堅田3丁目1−1 |
tel | 077-572-0504 |
営業時間 | 【4月~9月】 9時~19時 【10月、11月】 9時~18時 【12月~2月】 9時~17時 【3月】 9時~18時 |
定休日 | |
URL | http://www.umino-eki.jp/biwakoohashi/ |
現在の営業時間(時短のため)は9時~17時となっています。 |
近江八景ゆかりの湖面に浮かぶ御堂
湖西道路真野ICから約12分、琵琶湖大橋降りて約5分ほどのところにありますが、道路がかなり狭いところを通行しますので注意しなければなりませんが、駐車場は広く無料で止めることができます。
満月寺 浮御堂は済宗満月寺の琵琶湖の湖上にあるお寺で近江八景の一つでもあります。歌川広重によって描かれた錦絵による名所絵の堅田落雁(かたたのらくがん)の場所としても有名です。拝観料は300円で、10分~15分ぐらいで拝観できる広さですが、風景は落ち着いた風情となっています。
竜宮門
満月寺の山門で竜宮門と言い桜門の一つです。1階部分が漆喰塗籠めの袴腰になっている門を言うそうです。浦島太郎で有名な竜宮城の城門として描かれています。中国・明朝の建築様式を取り入れたといわれ美しい建物です。
手水舎
手水舎で石を自然に切りだした感じでとても素敵な感じですが、このご時世水が無くて、とても残念です。手入れ隅々まで行き届いていますので、今度参拝するときに期待しています。
浮御堂
浮御堂(うきみどう)で、正面からは松の木の陰になり見えませんが、横からは琵琶湖湖面に浮かぶ御堂に風情を感じます。桟橋に通路があり、松の木も掛かっていますので、絶好のスポットですし、この桟橋を渡るときが一番の見所です。この風景の一番の見所の日は雪の降る朝だそうです。中々難しい時になると思いますが、今度参拝するときは、このタイミングを狙って訪れたいと思います。
浮御堂は、1週することができ、琵琶湖を一望できます。穏やかな佇まいを感じることが出来ます。
満月寺
竜宮門をくぐって右手にありますが、中に入ることが出来ません。ここは「浮御堂満月寺」と書かれています。
松の木
湖上に浮かぶ浮御堂が有名ですが、境内の松の木も非常に丁寧に手入れされており、湖上の御堂と調和しています。私個人的には、この角度が一番気に入りました。境内はそれほど広くはありませんが、琵琶湖に御堂と松の木の風情が非常によくマッチしていますので、参拝するときは、松の木も注目してください。
御朱印
中央に千体佛、左側に満月寺浮御堂と書かれています。千体佛とは御堂内に千体の阿弥陀如来が安置されていることに因んでいます。
参拝情報
満月寺 浮御堂 | |
住所 | 滋賀県大津市本堅田1丁目16−18 |
tel | 077-572-0455 |
参拝時間 | 8:00~17:00 |
URL | https://www.otsu10shaji.jp/ukimido/index.htm |
ハート型の幸福を呼ぶ石が話題の伊豆神社
伊豆神社は浮御堂からは近く、駐車場と拝観料は無料となっています。創建はかなり古く892年となっています。境内の右奥には伊豆の霊石で形がハート型をした「幸福を呼ぶ石」があり、隠れたスポットとして参拝する人が増えています。
鳥居
立派な鳥居の奥に拝殿が見えます。かなり古く格式が高い神社であると伺えます。右側には社号標のとなりに「幸福を呼ぶ石」と書いてあるピンク色の看板が見えます。
伊豆神社は、892年に尊意僧正によって創建され、静岡県の三島と堅田の景色が似ていることから「伊豆神社」の名付けられといいます。(分祀もされているそうです)御神徳は山林、鉱産、海運、漁業、農業、酒造となっています。御神徳とは、神様から得られるご加護や、神様によっておこされる霊験などのことを言い、これらを神様から頂くことを「ご利益」と言うそうです。簡単に言えば「神の恵み」のことです。
手水舎
すてきな手水舎で、柄杓はなく直接、手を清めるようになっています。
御社殿
神社の中心である御社殿です。手前から順に、「拝殿(はいでん)」と、神様がおられる「本殿(ほんでん)」が見えます。実は、参拝する場所は普通、拝殿の前となっています。祈祷を受けたりする時に入る建物が拝殿です。簡単にいうと、外の賽銭箱の前から参拝することを「略式参拝」といい、拝殿に上がって参拝することを「昇殿参拝」と言います。
境内社
境内社(摂社)がありましたので、全て参拝することにしました。天照坐皇御神を御祭神としている神明社(総本宮は伊勢神宮です)、お稲荷さんと呼ばれている樹下神社、天満宮さんと呼ばれている天満社の3つがありました。
幸福を呼ぶ石
ハートの形をしている「幸福を呼ぶ石」の存在がこの神社のパワースポットです。この石の先は伊勢の二見ヶ浦(夫婦石)の方角となっていますのでさらに御利益を感じます。また、この石を撫でればよい出会いがあるとのことですので、ぜひ触ってください。
縁結びのパワースポットとして有名になりつつある神社ですが、恋愛に効くパワースポットとして参拝者が増えてきているそうです。 ちなみに「幸福を呼ぶ石」を形どったハート型の絵馬が用意されていますので願い事を書いて奉納してみてはどうでしょうか。
参拝情報
伊豆神社 | |
住所 | 滋賀県大津市本堅田1丁目19−26 |
tel | 077-573-2354 |
参拝時間 | |
URL | http://www.shiga-jinjacho.jp/ |
嶋屋和菓子 浮御堂前店
滋賀県のいちご大福ではかなりの有名店です。1個300円ですが、かなり大きいいちごが入っています。浮御堂の後に来られる方や、伊豆神社の幸福を呼ぶ石の後に来られ方が多いみたいです。お店に入ると右側にショーケースがありますのでここで注文して買えますが、普段は予約をして行かれると良いそうです。店の奥にはcafeがありますので店内で抹茶と一緒に和菓子が食べられるみたいです。
今回はいちご大福、ばななとクルミ大福、栗大福を買っていただきました。大福の中にどれもいっぱいにフルーツが詰まっています。もちろん美味しく頂きましたが、いちご大福は切った瞬間にいちごの香りがするほどでした。ばななとクルミ大福はばななが非常に柔らかい分、クルミがいいアクセントになっています。栗大福は初めてでしたが、これも期待通りに美味しく頂きました。
大津市おごと温泉観光公園
足湯に入るためにふらっとよりましたが、非常に入りづらい位置にあります。ナビでも分かりにくいので、行き過ぎても気にせず慌てず、安全なところでUターンしてください。
公園となっていますが、お土産、cafe、レンタサイクル、足湯そして観光案内の小さいながらも複合施設となっています。また、ここでしか販売していないものもあるみたいです。
足湯は8:00~18:00の間の無料で入れるのですが、タオルは必須となっています。持って無い方は施設内の中で150円(税込)で販売しています。冬の雪のちらつく中でしたが、あったまります。帰りにも寄らして頂きました。
明智光秀が再建した西教寺
正式名称を「天台真盛宗総本山 戒光山兼法勝西教寺」 (てんだいしんせいしゅうそうほんざん かいこうさんけんほっしょうさいきょうじ)といい、天台系仏教の一派である天台真盛宗の総本山として、全国に400ヵ寺以上の末寺を有しています。
はっきりとしていないそうですが、聖徳太子が開基と言われているそうです。
西教寺は明智光秀が、織田信長の指示により、比叡山焼き討ちの際に延焼し、再建したと言われています。境内には、明智光秀や一族の墓が建てられています。
坂本城門を移築
坂本城から移築した総門です。建築様式の違いからいくつかの説があるみたいです。坂本城からの移築門は聖衆来迎寺にもあります。
塔頭庭園群
総門を通り抜けると参道の両側に聞證坊・禅明坊・禅智坊・徳乗坊・蓮心坊・実成坊・禅林坊の塔頭寺院があります。寺院の中には入れませんが、一つ一つ見て回るのも一つ見所です。
西教寺の塔頭寺院の見所は庭園です。小さいながらも庭園がいくつもありますのでぜひ拝観してください。
古くから残る槻坂(けやきさか)
特に説明があるわけではありませんが、焼き討ち以前の資料から残っていることがわかる場所です。明智光秀はもとより、真盛上人もの登り降りしたのではないでしょうか?
大本坊
大本坊とは、庫裡のことで寺務所があります。ここで靴を脱いで中を拝観することになります。
もう既に終了しまたが、滋賀の戦国ゆかりの地を巡る「戦国ワンダーランド」の観光キャンペーンが開催されていましたのでその時のパネルでしょうか。堂内でしたが、ここでは写真撮影がOKでした。
堂内の客殿や書院は撮影は当然ながら不可でしたが、庭園はOKでした。琵琶湖を模した庭園など4つの庭園が楽しめます。また、明智光秀のゆかりの資料室もあり、十分に拝観することが出来ます。
本堂
阿弥陀如来を本尊としています。
本堂の外観を見る前に中で参拝を先にしています。受付で頂いた境内図参拝に順路通りに回るとこうなってしまいました。
手水舎
手水舎も順番的にはちょっという感じですが、琵琶湖を望む寺院らしく龍となっています。
頂いた境内図の参拝順路ですが、先に大本坊に行くようになっています。受付で一緒になった方は、逆回りをしていたので、多分私と同じで、先に手水舎で清めてから参拝したかったのだと思います。
明智家の墓
明智光秀一族の墓や供養塔があり、明智家の菩提寺となっています。また明智光秀の辞世の句と言われている石碑もあります。「順逆二門に無し 大道心源に徹す 五十五年の夢 覚め来れば 一元に帰す」と読み、「而してわが五十五年の人生の夢も醒めてみれば全て一元に帰するものだ」の意味だそうです。
唐門
真盛上人をお祀りしている宗祖大師殿の唐門です。唐門の中から見る琵琶湖も絶景の一つですが、大津側はもしかしたら朝、早い時間が見所なのでは思いました。
御朱印
御朱印はいくつかありましたが、①梵字(地蔵菩薩)、②善光寺如来、③不断念佛を頂きました。
①明智光秀公 菩提寺の印があります。菩提寺とは位牌を納めている寺のことです。
②西教寺の本尊 一光三尊阿弥陀如来が長野市の善光寺から譲り受けたとされています。
③不断念佛とは日時を決めて間断なく念佛を唱えることです。
この西教寺の近くには比叡山をはじめ、明智光秀ゆかりの寺院などが多くあります。坂本地区では、徒歩圏内に多くのスポットがありますが、やはり菩提寺である西教寺はぜひ参拝してください。
参拝情報
西教寺 | |
住所 | 滋賀県大津市坂本5丁目13−1 |
tel | 077-578-0013 |
参拝時間 | 9:00~16:30 |
URL | http://saikyoji.org/ |
300年以上続く老舗の 本家 鶴㐂そば
300年以上も手打ちにこだわり続けた蕎麦屋が比叡山延暦寺の門前町の坂本の地で残っています。
延暦寺は、京都御所より幾度となく御来賓があり、山上では食べ物も不自由だったため、蕎麦を作りに山上へ仕出しに行っていたと伝えられています。また、比叡山で断食の修行を終えた修行僧方が、弱った胃をならすために蕎麦を食したとも言われている蕎麦処です。
風情ある外観
お店は、なんと国の登録有形文化財に指定されている入母屋造りです。店内の中庭には、比叡山と琵琶湖を模した築山枯山水の「折鶴の庭」があるらしいのですが、一人では見ることが出来ませんでした。
老舗の看板とのれんは風格がり重みを感じます。のれんは新調されているのがすぐわかりますが、素敵な感じです。蕎麦屋の「賜宮内省御用命」の看板はなかなか見られないものです。
店内
20分ほど待って店内に入りましたが、中は普通のお蕎麦屋さんの感じです。階段に前に古い形をした電話機がありましたが、プッシュ式の最近の電話でした。
テーブルには、スーパーで売っているようなビンに入ったゆず七味がありました。おそらくレジ横に売っているのでしょう。通常は少し店に合わせた入れ物に入れてあるのですが、ここではあえて分かるようにしているもだと思います。
湯葉蕎麦にかやく飯
席について、メニューを見るとちょっと悩んでしまうよう値段ですが、老舗の蕎麦屋さんということで納得して注文しました。
注文した食事は、ゆばそぼにかやく飯です。私個人的には蕎麦に湯葉の組み合わせは相性ピッタリと思いますし、周りの何人かの人も注文していました。蕎麦のつゆは継ぎ足しらしく、コクが十分かんじられます。かやく飯は、しっかりした味付けでした。
お土産
レジの近くにお土産を販売していました。そばに茶そば、つゆなどがあり、テーブルにあったゆず七味もありました。お土産として、家に帰ってからの食事用として買ってかえるのも良いかもしれません。
このお蕎麦屋さんは、店員の物腰の柔らかい対応で接していただけますので、美味しいお蕎麦がさらに美味しく感じます。
老舗らしく300年歴史を感じるためには個室(最大で8人、16人部屋の二部屋)が良いのではないでしょうか。予約制で個室料はかかりますが、穴太の石積みが楽しめますので、時間がある方はぜひ予約してください。(しばらくの間は中止しているそうです)
お店情報
本家 鶴㐂そば | |
住所 | 滋賀県大津市坂本4丁目11−40 |
tel | 077-578-0002 |
営業時間 | 11:00〜14:30 |
定休日 | 第3金曜日、元日 |
URL | http://www.tsurukisoba.com/ |
現在は時短営業中です |
全国の日吉・日枝・山王神社の総本宮 日吉大社
比叡山の麓に鎮座する日吉大社は、約2100年前、崇神天皇が創祀され、全国3800あまりの日吉・日枝・山王神社の総本宮となっています。平安京遷都の際に、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社とされています。
豊臣秀吉が掛けた日吉三橋
大宮川に架かる「日吉三橋」です。大宮橋と二宮橋は山王鳥近くに架かっていますが、二宮橋は東本宮の近くに架かっています。二宮橋は縄が張られていて渡ることが出来ない状態になっています。実はこの日吉三橋は、豊臣秀吉が天正年間に架けたものと言われています。
神仏習合の象徴「山王鳥居」
この独特な形は神仏習合を表していて、笠木の上に合掌を組んで山形を造った鳥居で「合掌鳥居」とも呼ばれているそうです。神仏習合とは、神道と仏教信仰が融合して一つの信仰体系として習合された現象のことです。
縁起が良いと言われる神猿
神猿は「まさる」と言い、日吉神などの太陽神の使者とされるサルの化身で神様の使いのことです。日吉大社では、「魔が去る」「何よりも勝る」として縁起が良いものとされています。
信仰のあかし霊石
日吉大社の霊石の一つで、昔の方々はこの石を信仰してきましたので見ているだけで歴史の流れの重みを感じます。
西本宮
日吉大社には、中心となる本宮が2つあり、西本宮と東本宮です。この西本宮の御祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)です。西本宮は国土を開拓・統治した神様で、古くから国家鎮護の神として朝廷で篤く崇敬されていた神様となっています。
西本宮楼門
大きくて立派な楼門で、1586年に再建されていますが、この楼門で有名なのはお猿さんです。この優雅で壮大な三間一戸の楼門ですが、お猿さんには勝てません。
軒下をじっと見てください。木像のお猿さんがいて、「四方厄除棟猿」と言われているそうです。(写真の撮影が上手くなくて、ピンボケでした)
西本宮本殿
西本宮の本殿で桁行五間、梁間三間、日吉造、檜皮葺の建物で、特に日吉造はここ日吉大社だけに見られる特殊な構造です。ここは、正面から参拝することが出来ないようになっています。
東本宮
御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)です。この東本宮は古墳時代から信仰があるといわれています。
東本宮楼門
西本宮とほぼ同じような造りに見えますが、ここには、お猿さんは見えませんでした。
東本宮本殿
東本宮本殿で、西本宮と同じように桁行五間、梁間三間、日吉造、檜皮葺の建物で、特に日吉造は西本宮本殿と同じ要に、ここ日吉大社だけに見られる特殊な構造です。
境内社
日吉大社はかつて、境内108社・境外108社といわれていたそうで、今で40ほどの境内社があります。その中でも二つの本宮(西本宮・東本宮)と5つの摂社(宇佐宮・白山宮・牛尾宮・三宮宮・樹下宮)が上七社とも呼ばれ、参拝はこの七社を参拝すれば良いとお思います。(受付で頂くパンフを見ればわかるのですが、牛尾宮・三宮の2つの摂社は、奥宮と言われ、急な坂道を歩いて、片道30分ほどかかります。)
中には、上七社に加えて、中七社と下七社の二十一社を参拝される方もおられるそうです。
宇佐宮
立派な拝殿がある摂社です。立派すぎて、本殿と間違いそうになるくらいです。西本宮の本殿はさらに奥へ歩いたところにあります。
白山宮
宇佐宮と並んで鎮座する摂社ですが、ここも立派な拝殿があります。宇佐宮に比べて少しだけ小さな本殿ですが、立派な造りとなっています。
樹下宮
東本宮にある摂社で、御祭神は「鴨玉依姫神」であられますが、実は東本宮の御祭神「大山咋神」とご夫婦とのことです。
神社のはじまり
八王子山上の急な坂道をのぼると金大巌(こがねおおいわ)と言われるこの神社の始まりとされる場所があり、また上七社の牛尾宮と三宮もありますが、今回は時間がなくて参拝を見送ることにしました。次回はぜひ参拝したいと思います。
御朱印
日吉大社、西本宮、東本宮の3つ頂きました。日吉大社と西本宮の御朱印は西本宮の西授与所で東本宮の御朱印は東本宮楼門横の東授与所で頂けます。
日吉大社では上七社の御朱印をすべて頂くことも出来ます。日吉大社の御朱印の意味は山王七社(上七社)を総合した御朱印のことです。
参拝情報
日吉大社 | |
住所 | 滋賀県大津市坂本5丁目1−1 |
tel | 077-578-0009 |
参拝時間 | 9:00~16:30 |
URL | http://hiyoshitaisha.jp/ |
琵琶湖大橋
琵琶湖の反対側(東西)に行く時間の短縮と観光を目的として1964年に開通した橋です。通行料は150円(普通車)ですがETC割を利用すると20%引きの120円になります。
実は、東方向(堅田から守山に向かう方向)の追越し車線がメロディロードとなっています。タイヤの振動で琵琶湖周航の歌が流れるのでこれを聴くために走りました。ただし、安全速度の60km/h以下で流れるようになっているそうなので、焦らずゆっくりと走って聴いてください。
最後に
今回は車で西教寺、日吉大社を訪れましたが、比叡山延暦寺を含めた坂本のエリアは徒歩や電車、ケーブルカーでも散策できます。次回は車ではなく、徒歩を中心に散策したいと思います。